Suicidal Tendencies | ja

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スイサイダル・テンデンシーズ (Suicidal Tendencies) はアメリカ・カリフォルニア州出身のクロスオーバー・スラッシュ/ハードコア・パンクバンド。初期はスケートパンク、西海岸ハードコアの代表的なバンドで、1980年代後半以降はスラッシュメタルやファンクの影響を取り入れ、クロスオーバームーヴメントの立役者になった。
 
 
1982年、カリフォルニア州ヴェニスでマイク・ミューアを中心に結成された。1983年にFrontier Recordsより1st『Suicidal Tendencies』をリリースするが、過激な歌詞、カリフォルニアのローカルギャングのようなファッション、そして自殺を示唆するバンド名が問題となり、1983年から1991年までの間、バンドはロサンジェルスでのライヴパフォーマンスを禁止された。
 
1987年にリリースされた2nd『Join The Army』では、新たに加入したギタリストロッキー・ジョージの影響もあり、スラッシュメタル寄りのアプローチを見せるようになる。地元のスラッシュメタルバンド、ノー・マーシー(No Marcy)のギタリストだったマイク・クラークをリズムギターに入れて製作された3rd『How Will I Laugh Tomorrow...』ではさらにメタル色が強くなる。ベースにロバート・トゥルージロが加入したこともあり、続く4th『Lights...Camera...Revolution!』、5th『Arts Of Rebellion』では、さらにファンク色をバンドサウンドに取り入れている。セールス的な意味合いではこの時期がバンドの絶頂期に当たり、1991年にはメガデス、テスタメント、スレイヤーと共にClash Of The Titansツアーに参加している。
 
1991年より、マイク・ミューアはベーシストのロバート・トゥルージロと共にインフェクシャス・グルーブスを始める。スイサイダル・テンデンシーズ本体としては、1st&2ndの再録盤『Still Cyco After All These Years』を、1994年には6th『Suicidal For Life』をリリースする。しかし、『Suicidal For Life』のセールスは芳しくなく、エピック・レコードとの契約を切られたバンドは、ツアー後の1995年に解散する。
 
マイク・ミューアは1996年にCyco Mikoの名義でソロ活動を開始し、1997年にはスイサイダル・テンデンシーズの活動を再開する。その後1999年には『Freedumb』、2000年には『Free Your Soul And Save My Mind』を、マイク・ミューアのレーベルSuicidal Recordsよりリリース。
 
2012年時点での最新作は初期作品を再録した『No Mercy Fool!/The Suicidal Family』(2010年発表)。2012年4月には来日公演を行った。
 
Z-BOYSのオリジナルメンバーだったJim Muir(ジム・ミューア)とマイクは兄弟である。 .

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