Minutemen | ja

カリフォルニアのサン・ペドロで結成され、'80年代精力的に活動し続けたトリオ編成のバンドである。 ジャズ・パンク。彼らの音はよくそう称される。ハードコアを基点とし、フリー・ジャズからファンク、フォーク等々を貪欲に吸収。常に新たな領域に挑み続ける"進化"性、そして消化してきたモノを噛み砕いて再構築する"深化"性・・・その両面兼ね備えた知的なサウンドである。激しい表現衝動をギリギリのところで制御し、それを一旦自らのフィルターにかけて緻密に練り上げ解き放つ。その結果、音と音の狭間に密な緊張感が生まれ、衝動に裏打ちされた心地よい構築美を味わうことが出来る。 とにかくジャズ的な複雑がかった展開が小気味よいのだ。感情と理性、そして衝動と知性。この空間をヴォーカル/ギター/ベース/ドラムというシンプルな構成が自在に操る様は、本当に見事である。またそれを奏でるタイトな演奏が凄い。卓越したテクニックであるからこそ、実現できるアイデアなのだろう。今も尚、色褪せることのない革新性がそこにはある。 彼らの4thアルバム「Double Nickels on the Dime」は融合と構築の精神が最大限に発揮された最高傑作である。'80年代屈指の作品でなかろうか。D.Boonのギターはパンクの激情を宿しつつ、フリーキーなジャズ・アプローチでそれを昇華。Mike Wattのベースが強固にサウンドを締め、George Hurleyのスナップ&スウィングがエキセントリックかつ洗練されたグルーヴを生み出す・・・ブルースやポルカまでも踏襲するその音は、ココロ捕える瞬間が次から次へと登場、非常にスリリングで43曲(!)があっという間である。 D.Boon(vo&g)は'85年に死去。Minutemenは解散に追い込まれるが、新ギタリストを迎えfiREHOSEとして復活。 Minutemenの精神性を受け継ぎつつ、ちょっとロック寄りになったような感のある音だ。Mike Watt(b)はソロ作品を3枚出している。 .
見つかりました 171 曲, デュレーション: 06:21:06
A7 Two Beads At The End
Sell or Be Sold
D10 Love Dance
D1 Untitled Song For Latin America
B3 Toadies
D2 Jesus And Tequila
Viet Nam
The Glory Of Man
Why Do I Cry?
Nature Without Man
Spillage
Self-Referenced
Two Beads At The End
Courage
No Exchange
Take 5, D
Just Another Soldier
Toadies
Monuments
B2 The Product
West Germany
Double Nickels on the Dime
A2 King Of The Hill
Its Expected Im Gone
Why Do I Cry?
A03 Viet Nam
The Anchor
No Exchange
Spillage
Dont Look Now
The Meter Man/Corona
Pure Joy
C12 Spillage
Courage
Have You Ever Seen The Rain?
Corona 12
D7 Doctor Wu
Tune For Wine God
Nature Without Man (1984)
No one!