Thurston Moore | ja

サーストン・ムーア（Thurston Moore 1958年7月25日）は、米フロリダ州コーラルゲーブルズ出身のミュージシャン。身長6フィート6インチ（約198cm）。

オルタナティブ・ロックを代表するバンド、ソニック・ユース（Sonic Youth）のギタリスト・ボーカリスト。同バンドのベーシスト・ボーカリストのキム・ゴードンは妻。実験的なギターノイズサウンドで、ソニック・ユースを世界的ロックバンドに押し上げた。バンド以外の活動でも、ソロ・アーティストとしての活動や様々なアーティストの楽曲への参加、レコード会社エクスタティック・ピース（Ecstatic Peace!）を立ち上げるなど、幅広く活動をしている。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」ランキングでは、同バンドのギタリスト、リー・レナルド（Lee Ranaldo）と並び33・34位にランクイン。

1958年、大学教授の息子に生まれた。西コネチカット州立大学に入学届を出すも、ポストパンク/ニューウェーブバンドを組むためニューヨークに移住。ハードコアパンクバンド、イーヴン・ワース（Even Worse）に加入するも、バンドは84年に解散。

その後、現代音楽家グレン・ブランカが主宰するギター・オーケストレーションのグループで出会ったリー・ラナルドとサーストンの彼女のキムを誘い、ソニックユースの原型が誕生させる。ドラムにはあまり恵まれず、実力不足で何回か交代している。（ソニック・ユースでの活動はSonic Youthの項を参照のこと。）

1995年、バンドより衝動性の強い作風の1stソロアルバム『Psychic Hearts』リリース。2007年、前作よりアコースティックな路線に進んだ2ndソロアルバム『Trees Outside the Academy』リリース。2011年、BECKを共同プロデューサーに迎えた3rdソロアルバム『Demolished Thoughts』リリース。

ムーアはフェンダー社のギターを愛用しており、ライブでは全曲でジャズマスターを使用している。2009年には自身のシグネイチャーモデルも発売された。また、半分以上の曲で、ギターは変則チューニングを使っている。 .