Sonny Clark | ja

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日本人に溺愛されたバップ・ピアニスト (1931~1963)

 バップのお手本ともいえるレイジーでクサみのあるタッチを持った代表的ピアニスト。一方で、アプローチにおいて比較的地味な演奏家とも酷評された。クラークが50年代に残した作品群は独特のスウィング感と歌心があり、現地アメリカより日本人ジャズ・ファンの間で大いに話題となった。31年ペンシルヴェニア州生まれ。63年没。25歳まで西海岸を拠点に活動し、ケニー・ドリュー(p)の後任として参加したパディ・デフランコ(cl)のバンドでその個性を磨く。57年にニューヨークへ移ると、仄暗く憂いに満ちた独特のタッチを確立、ブルーノートで多くの録音に起用される。ことに『クール・ストラッティン』は日本のジャズ喫茶で一番の人気リクエスト盤となった。

Dr.NAKAJIMA著 .

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