Monzano | ja

8    0

ノルウェーのオスロを拠点とする4人組インディーポップバンド。2002年から活動を始め、地元オスロの小さなライブハウスでコンスタントにライブを行ううち、その抜群のポップセンスによってカリスマ的なバンドとして認知されるようになる。2005年、ファーストEPをセルフリリース。自国ノルウェーのみならずヨーロッパ各国をはじめとした国外においてもその人気が徐々に高まり、注目を集めるようになった。
近年、北欧からのギターポップミュージックが影を潜めてしまった中で、彗星の如く現れた彼らは、まさに現在進行形のポップミュージックを奏でるバンドである。スウィートな歌声に巧妙なギターワークのアレンジがインテリジェンスなイメージを与える。また、歌詞においても、叙情的で独特な世界観が表現され、皮肉なシニシズムがアルバム全体に言及されている。このサウンドと歌詞のギャップこそが、時代を反映したポップミュージックを象徴しているのかもしれない。Death Cab For Cutieを筆頭に、インディー系のギターバンドが再び人気を博している今だからこそ、彼らMonzanoのサウンドがもっと多くの人にけ受け入れられるのもそう遠くは無いだろう。
Monzanoは、2008年9月に待望のファーストアルバム「High Horses & One Trick Ponies」を地元ノルウェーのレーベル「how is annie records」よりリリース。同アルバムは、イギリスやスウェーデンなどの音楽レビューサイトでも軒並み高評価を得ている。
そして、2010年には待望のセカンドアルバム「By This Time Last Year Every Thing Will Seem Younger」をリリース。
今作からギターとドラムに新メンバーを加え、以前よりもサウンドの厚みや楽曲のスケールを増した「新生Monzano」の4人が手掛ける本アルバムは、新メンバーと既存メンバーの個性が化学反応のごとく融合され、美しいメロディーとシニカルな一面もある彼らの楽曲がより深く表現されて、独特のポップワールドへとリスナーを誘ってくれる。北欧ならではの澄んだ空気が生んだボーカル“Sjur Lyseid”のハイトーンボイスは優しく透明感があり、シニカルに心を引きつける。そして彼らの持つキャッチーでカラフルなメロディセンスに、漂う電子音が絶妙なハーモニーを生み出し、このバンドの魅力を膨らませ、見せつける。
また、フロントのSjur Lyseidは、彼自身のソロプロジェクト“The Little Hands of Asphalt”としても活動している。 .

すべてのアルバム

トップアルバム

類似のアーティスト