Modern Jazz Quartet | ja

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室内楽とジャズを融合させた稀代の功労者たち

 クラシックに傾倒するジョン・ルイス(p)の趣向を、モダン・ジャズ界の名手たちとグループ・サウンドに昇華した名門コンボ。51年、ディジー・ガレスピー(tp)のビッグ・バンドの構成員だったルイス、ミルト・ジャクソン(vib),パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)の4人で活動を開始。翌年にレギュラー化し、対位法を採り入れた室内楽曲にファンキー・ジャズの即興性を融合する画期的実験を進める。55年からクラークがコニー・ケイ(ds)に代わり、メトロノーム誌の人気コンボのトップに躍り出た。楽理と演奏力を一体化させた名作を連発。ジャズの領域を脱し映画音楽や組曲にも挑戦した。74年11月のニューヨークでのコンサートで、実質的解散となった。
Dr.NAKAJIMA著 .

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