LAREINE | ja

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LAREINE(ラレーヌ)はヴィジュアル系のロックバンド。『ベルサイユのばら』のキャラクターを彷彿とさせる風貌と、独特な音楽性で人気を博し、1999年にシングル『fiançailles ~フィアンサーユ~』でSME Recordsからメジャーデビューまで果たした。

メジャーからアルバムを一枚発表後、ヴォーカル・KAMIJOが自らの主宰するレーベルを設立。活動の場をインディーズに戻し、暫くの活動休止時期を挟みながらも、KAMIJO自身の語る「究極の期待通り」という言葉に相応しい、徹底したスタイルを貫いていたが、2006年10月31日、結成から 10年以上に渡る活動に幕を降ろした。(現在は極めて解散に近い活動休止とのこと。)翌年2月に都内で展示会をKAMIJOとEMIRUの2人で行う。この日を持って活動は今も停止中である。

歴代メンバー

* KAMIJO

ヴォーカリスト兼バンマスであり、結成から解散まで通して所属している唯一のメンバー。大半の楽曲の作詞を担当し、メインソングライターでもある。殆どの楽曲のシーケンスプログラミングも行う。

* MAYU

ギタリスト。

* EMIRU

ベーシスト。

* MACHI

ドラマー。

* KAZUMI

ドラマー。

* AKIRA

ギタリスト。

・SAKUREU :ギタリスト(LALIENEの名付け親であり、当時のリーダー) ・hirono :ギタリスト(LALIENE時代) ・鏡花 :ドラマー(LALIENE時代)

解説

初期は「現代に舞い降りた花の化身」というコンセプトで活動し、リリーとジェレミーの物語を絵描いていた。活動再開後はコンセプトを「THE WORLD OF ROMANCE」と改める。

アニメ『ベルサイユのばら』の主題歌「薔薇は美しく散る」をカヴァーしており、インディーズでリリースされた『LILLIE CHARLOTTE』と、メジャー4thシングルに収録されている。特に後者は、原作者の池田理代子がCDジャケットに書き下ろしのイラストを提供し、コーラスとして参加していることでも話題になった。

バンドの歴史

1994年11月、MALICE MIZERのスタッフとして知りあったKAMIJO(当時SHOKI)とMAYUを中心にLALIENEが結成される。しかし、当時のリーダーであるメンバーSAKUREUとの音楽性の違いにより、MAYUが脱退。すれ違いで雑誌のメンバー募集告知に応募してきたEMIRUが加入する。その形態でデモテープを制作後、ギタリストが脱退し、MAYUが復帰。95年10月にDr.鏡花(→Eliphas Levi)Gt.hironoが脱退。後任にMALICE MIZERのスタッフだったMACHIが加入する。(95年11月18日)

* 1996年6月 - AKIRA加入。
* 1997年1月 - ファーストアルバム『BLUE ROMANCE』発売。
* 1997年4月28日 - AKIRA脱退。(会場配布CD「ROMANCIA(白)(黒)」、会場配布DT「MIST」
* 1998年8月1日 - 全国ワンマンツアー「TOUR "Freur" 1998 ~白鳥と追想~」を札幌より開始。
* 1998年9月27日 - 日本青年館でツアーファイナル「TOUR "Freur" 1998 ~湖底に眠る永遠の花園~」を行う。
* 1999年3月26日 - ツアー"Métamorphose"のファイナルとして渋谷公会堂でワンマンライブを開催。
* 1999年5月26日 - シングル『fiançailles ~フィアンサーユ~』でSME Recordsよりメジャーデビュー。
* 1999年7月18日 - 全国ワンマンツアー「TOUR "Le vent express" 1999」を徳島より開始。
* 1999年8月22日 - 中野サンプラザでツアーファイナル「TOUR "Le vent express" destination」を行う(2DAYS)。
* 2000年8月6日 - 赤坂ブリッツ。このライブを最後にKAMIJO以外のメンバーが脱退。
* 2000年 - KAMIJO主宰のレーベル・APPLAUSE RECORDSが設立される。
* 2001年1月5日 - スタジオミュージシャンを迎えてライブを行う。
* 2001年3月26日 - 活動休止。KAMIJOはMAYUとNEW SODMYを結成。

2002年10月30,31日に行われたAPPLAUSE RECORDSの主催する恒例のハロウィンライブイベント「HALLOWEEN PARTY "怪夜に集え、美しき羊達"」にて、突如KAMIJO、MAYU、EMIRU、MACHIの4人がステージに現れLAREINEの楽曲を演奏する。その後、LAREINE名義でMAYU、EMIRU、MACHIをゲストプレイヤーとして迎えたアルバム『ETUDE』とその先行シングル『蝶の花 / レッスン』を11,12月に発売。活動休止からちょうど2年目に当たる2003年3月26日に渋谷AXにて復活ライブを行い活動を再開することを発表した。 ※MACHIをなぜ再結成のメンバーにしなかったかは、当時MACHIがプロジェクトとして活動していた「Chantons L'amour」をしていたため、KAMIJOが「彼は自分の道を見つけたから」という理由で強くは誘わなかったという。このことは後の雑誌で明らかにしている。

そして、年明けから「IMAGE CONCERT TOUR 再会のエチュード」と題し各地で2000年の赤坂ブリッツのライブビデオ上映と復活会見を行い、2003年3月26日、3度目のレコーディングとなったシングル『再会の花』とインディーズ期の音源を集めた2枚のベストアルバムを発売すると共に、渋谷AXにて「再会の花」と題された復活ワンマンライブを決行する。ステージにはKAMIJOの他、ベースにEMIRU、ドラムにEMIRUとRIBBONで活動を共にしていたKAZUMI、ギターにNEW SODMYのサポートをしていたMOTOKIが立った。

復活に際してKAMIJOは、あくまでも一人での復活であって元メンバーには手伝ってもらおう程度の認識でしかなかったが、当時のRIBBONの状況もあってEMIRUの再加入が決まり、ドラムも最初はMACHIにサポートを頼んでいたものの、MACHI自身からKAZUMIの名が出され、 MACHIが既に別の道を見ていたということもあってKAZUMIの加入が決定。ギタリストに関しては、MAYUが「LAREINEをやりたい気持ちはあるがNEW SODMYを途中で脱退した手前、気持ちに整理がつくまで参加することが出来ない」と言うような旨を伝えていたらしく復活ライブには現れなかったが、すぐ後に合流している。

* 2006年3月 - KAZUMI脱退。
* 2006年10月1日 - MAYUが7月に失踪し活動が不可能になったことを理由に、無期活動休止を発表。
* 2006年10月31日 - KISAKIとKAMIJO共同主催のハロウィンイベントへの出演を最後に、活動を停止した。

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