Funkadelic | ja

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パーラメントと共にPファンク軍団の双璧をなすグループ、
ファンカデリック。

ジミ・ヘンドリクスや
スライ&ザ・ファミリー・ストーンらの音楽界の台頭を受けて、
ファンクとサイケデリックの融合をコンセプトに
ファンカデリックというグループ名がつけられる。

クールなファンクを繰り広げたパーラメントとは対照的に、
ファンカデリックはディストーション・ギターを前面に押し出した
非常にロック色の強いサウンドを展開。

特にギタリスト、エディ・ヘイゼルは変態で有名だ。

脳髄を掻き混ぜるようなギター・インプロヴィゼーション
(71年の『マゴット・ブレイン』は必聴!)は、
ジミ・ヘンドリクスを越えた、といっても過言ではない。

そしてバニー・ウォーレルのグビグビと鳴るキーボードや
ゴスペル臭を漂わすヴォーカル陣も加わり、
壮大なブラック・ロック・ワールドが創出されている。

しかし75年、ドラッグ癖がたたりエディが第一線を退くと、
変わってマイケル・ハンプトンがリード・ギタリストの座へ……。
この頃からパーラメント/ファンカデリックのメンバーが入り乱れ、
双方のグループを差別化するものがなくなっていく。

そんななかリリースされた『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ』(78年)は、
カオティックなロックとファンクの要素が、絶妙なバランスで整合された傑作だろう。

ヒップホップ・アーティストにサンプリングされまくった表題曲は、
ファンク~ソウル~ディスコ・クラシックとして、今でも全世界のフロアを賑わせている。 .

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